神奈川大学 横浜蒼碧法律会 公式ブログ

横浜蒼碧法律会(蒼法会)は法学部生の学修のサポートを目的に活動している神奈川大学公認の学術系部活です。創部21年目に突入。

【第5回】履修登録に迷える神大生へ(法学部新入生向け・時間割の組み方 概要編)

諸事情から自主隔離生活1週間目の立派なヒキニートの仲間入りをしつつある筆者が今回も法学部生に有益な(?)情報をお届けしたいと思います。

みなさん暇を持て余しているのではないでしょうか。仕方ないこととはいえ、時間がもったいなく感じてしまいますよね。
そんな時は新しい趣味を始めてみてはいかがでしょう? 筆者はおうちコーヒーをオススメします。最近では三千円もあればおうちで挽きたてコーヒーが楽しめるようですよ。おいしい豆もネットでお店から購入すればポストに届きますし、なんたって弊学には昨年創設された挽きたて出来たてほやほやの珈琲同好会がありますしね!

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さて、宣伝もこれくらいにしておかないと他の部員に怒られちゃうのでね。そろそろ本題に入ります。

クラス分け

そろそろみなさんの法学部内のクラスが判明する頃でしょうか。A~Hのあれです、あれ。
中高時代の新学期よろしく期待感に胸を躍らせている方も多いかと思いますが、あのクラス分け、あまり意味がないです。残念ながらこのクラスで集まる機会は年に一度(学期初めのガイダンス時)だけです、冗談抜きで。
みなさんの交友関係に深い影響を及ぼすのは英語のクラス分けの方ですね。1年~2年間毎週2回は顔を合わせるわけですから、こちらはかなり重要となってきます。みなさんクラス分けテストはちゃんと受けましょうね。成績はある程度クラスの治安に比例してくるので...。

とはいえ、学部内のクラス分けにもちゃんと目的はありますよ。それが、今回のメインディッシュたる、時間割の組み方に影響してきます。
みなさんは何組でしたか?
法律学科A~D組・自治行政学科A-B組だったみなさん、あなた方はいわゆる"前半組"です。
対して、法律学科E~H組・自治行政学科C-D組の方々は"後半組"と呼称されています。
後の説明で使うので、ひとまず覚えておいてください。

さて、弊学の1年生には、いくつかの必修科目(合格しないと卒業できない)あるいは要受講科目(不合格でも卒業に影響しないが履修しなくてはならない)というものが用意されており、大抵のこれら授業は自動的に時間割に登録される仕組みになっています。
すなわち、いくら取りたい共通教養科目などがあったとしても、よほどの(そう、よほどの)理由がない限りは、時間割が被ってしまった場合には自動的に登録されている方を履修しなくてはなりません。
そして、これらの科目の振り分けに、先ほどの前後半のクラス分けが活用されているというわけです。

以下の科目は時間割に自動的に登録されます。
FYS、英語Ⅰ(Listening) 、英語Ⅰ(Speaking) 、民事法入門、現代社会と法

これら5つの必修科目/要受講科目に加え、大多数が履修する憲法Ⅰは、前述したクラスの前後半によって履修できる時限が予め決められています
今回は、この必修科目/要受講科目を踏まえた上で、時間割の組み方について解説していきます。
前半組と後半組、分けて説明しているのでそれぞれ該当する方を授業時間割表を片手に見てみてください。全部ちゃんと載ってます。

前半組のみなさんへ

(※後半組のみなさんは該当箇所まで飛ばしてください。)

さて、前半組のみなさんが気を付けるべきなのは

・民事法入門が火曜3限

という点です。現代社会と法、そして英語Ⅰ(Listeninig)に関しては前後半ともにそれぞれ月曜1限、木曜2限と決められていますから、まずはここから埋めていきます。

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前半組の時間割

「この、①とか②とかはなんぞ?」となった方、いい勘をしていますね。......君のような勘のいいガキは嫌いだよ
これは単位数を表しています。履修要覧に「各セメスターにおいて履修登録できる単位数は、22単位以内とする」とあったのを覚えていますか?
この22単位の壁を超えたり、逆に少なすぎないように、「この授業は何単位分なのか」という点には留意する必要があります。ですから、このような形でメモを取っておくのは重要なわけです。
(単位とか履修とか、そもそもそういうワードの意味がわからない人は前回の弊会ブログを参照してください。↓)
【第4回】神大生のあなたが卒業するために(法学部新入生向け・履修要覧の見方) - 神奈川大学 横浜蒼碧法律会 公式ブログ

そして、次に気を付ける点としては、

・FYSは月曜2限か?木曜1限か?
・英語Ⅰ(Speaking)は水曜2限か?金曜2限か?

という部分だと思います。ここに関しては、各々がウェブステやら大学からの郵送物やらで自分の該当箇所を把握してください。
それを踏まえると、以下のような表が完成します。

f:id:Souhoukai1999:20200414182452p:plain
FYS月2 × ECS水2

f:id:Souhoukai1999:20200414182557p:plain
FYS木1 × ECS水2

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FYS月2 × ECS金2

f:id:Souhoukai1999:20200414182810p:plain
FYS木1 × ECS金2

ここまでできたら、「時間割を埋めたら」の項まで進んでください。

後半組のみなさんへ

さて、後半組のみなさんが気を付けるべきなのは

・民事法入門が火曜2限

という点です。現代社会と法、そして英語Ⅰ(Listeninig)に関しては前後半ともにそれぞれ月曜1限、木曜2限と決められていますから、まずはここから埋めていきます。

f:id:Souhoukai1999:20200414183643p:plain
後半組の時間割

「この、①とか②とかはなんぞ?」となった方、いい勘をしていますね。......君のような勘のいいガキは嫌いだよ
これは単位数を表しています。履修要覧に「各セメスターにおいて履修登録できる単位数は、22単位以内とする」とあったのを覚えていますか?
この22単位の壁を超えたり、逆に少なすぎないように、「この授業は何単位分なのか」という点には留意する必要があります。ですから、このような形でメモを取っておくのは重要なわけです。
(単位とか履修とか、そもそもそういうワードの意味がわからない人は前回の弊会ブログを参照してください。↓)
【第4回】神大生のあなたが卒業するために(法学部新入生向け・履修要覧の見方) - 神奈川大学 横浜蒼碧法律会 公式ブログ

そして、次に気を付ける点としては、

・FYSは月曜2限か?木曜1限か?
・英語Ⅰ(Speaking)は水曜2限か?金曜2限か?

という部分だと思います。ここに関しては、各々がウェブステやら大学からの郵送物やらで自分の該当箇所を把握してください。
それを踏まえると、以下のような表が完成します。

f:id:Souhoukai1999:20200414184432p:plain
FYS月2 × ECS水2

f:id:Souhoukai1999:20200414184504p:plain
FYS木1 × ECS水2

f:id:Souhoukai1999:20200414184538p:plain
FYS月2 × ECS金2

f:id:Souhoukai1999:20200414184601p:plain
FYS木1 × ECS金2

ここまでできたら、「時間割を埋めたら」の項まで進んでください。

時間割を埋めたら

では、これら必修科目/要受講科目で22単位中なん単位分が埋まっていますか?
FYS② + ECS① + ECL① + 民事法入門② + 現代社会と法② = 8単位 と、8/22が埋まっているはずです。
みなさんに与えられている履修時の自由、そして醍醐味は、この残りの14単位分を考えることにあります。

時間割を組む際は、「自分のスケジュール的に入れたい時限の授業から探す人」や「自分の取りたい授業にスケジュールを合わせる人」など、様々なパターンの方がいらっしゃると思いますが、少しばかりのアドバイスをしておきます。
それは、
・1日に取る授業数は3コマ以内にするべき
憲法Ⅰはとっておいたほうがよい
という点です。

前者の理由はいたってシンプルです。しんどいから。全休(授業がない日)を作りたいばっかりに1コマ100分、これを4つも5つも詰め込んでは頭も体も持ちません。ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、期末試験は時間割通りに行われるので、テスト対策の負荷も跳ね上がります。
ただし、これは平常時、すなわち普通にキャンパス通いで普通に授業も期末試験もある場合の話ですので、オンライン授業の実態如何によっては、異なった対応になるかもしれません。

後者はみんな履修するからです。憲法Ⅰは必修科目でも要受講科目でもないですが、専攻科目のうち最重要とされるA群科目の扱いです。みんな取ります。履修する人が多く講堂がいっぱいになるから指定科目扱いなのです。大学のテストは過去問やら裏情報やらが飛び交う情報戦なので、履修者が多い=得られる情報量が多いということになります。
そして憲法は制定から70年以上変わっていません。(某首相は改憲したがっているけど。)ゆえに法学部の授業の中では1番対策が立てやすく、各資格試験でも必ずといっていいほど出題されます。公務員志望の方なんかはまさに避けては通れない道です。今のうちに得意科目にしておけば、重要な得点源になります。
(※憲法Ⅰ履修をゴリ押ししてますが、筆者は刑法ゼミ所属です。憲法学者の回し者ではないです。)

以上の点を踏まえて、なんとなくの雰囲気でもいいので取りたい授業をピックアップしてみてください。そして、実際にシラバスが出たら、内容を精査してみて、履修案を組んでみてくださいね。
筆者が新入生の時は「心理学...!犯罪心理学とかに応用できそうだ...!」とか安直に思いつつピックアップしていました。

あ、言い忘れましたが、履修登録は上限の22単位いっぱいまでした方がいいですよ。前回のブログでも述べましたが、単位をよくとれる人にとっては4年次に余裕が生まれますし、残念ながら単位を落としてしまいがちな人にとっては保険になりますから...。

ちなみに、以下の写真は筆者が1年生だった頃の実際の時間割です。当時と担当者やら授業名やらが変わっているかもしれませんが、参考までに。
(参考になるかわからないけど。)

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フル単でした。ガハハ。(・・・)

次回予告?

前回と違って、次に書く具体的な内容は決まっていません。一番は、シラバスを踏まえながら実際に履修案を考えていく作業のアシストができたらいいのですが...。
あとは、今回取り上げた必修科目/要受講科目の勉強の進め方や留意点について解説していくのも面白そうですね。それもシラバスが出てからの方が良さそうですが。

オンライン上の活動は大学側からも許可されているので、ブログばかり書いてないで弊会もぼちぼち具体的に行動に移していけたら(たとえば、オンライン上での履修登録相談会とか)と考えています。あ、珈琲同好会の宣伝はしたのに蒼法会の宣伝が全然できてないね。

わからないところは、このブログのコメント欄か、蒼法会Twitter、質問箱などからどうぞ。オンラインを活用した活動についてもTwitterを中心に発信していきます。

twitter.com

peing.net

みなさんもどうぞ流行り病にはお気を付けて。
それではまた近いうちにお会いしましょう。